4、それでは、妙法という立場で生命を捉えてみよう。

カ、妙法(仏教)では、生命の姿を三身(さんじん)と表す。三身が即一身となって表れるのが生命の姿なのです。

キ、三身とは、法、報、応(ほっぽうおう)の三身と言って、これは、法身(ほっしん)=報身(精神分野)と応身(肉体分野)を統一した魂そのものを指します。

報身(ほうしん)=精神分野を司る分野で、記憶などもこの分野です。ここは見ることも触ることもできません。感じることで有る事がわかります。

応身(おうじん)=肉体であり、活動する躯体的な分野です。これは見えますし、触ることも出来ます。

*よく、相撲などの言葉で三身一体(さんみいったい)で頑張ります・・・などと
いう言葉はここが原点です。

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*この立て訳はコンピュータロボット(AI)で例える事で分かりやすいでしょう。
法身=AIを動かす人、自分。本人。
報身=メモリー演算部分、
応身=活動するロボットの作用。

ク、これを三身即一身(さんじんそくいっしん)が、生命の大枠なのです。生命が能動的(自分の考え・意思で動く)からこそ生きている姿なのですね。

では、能動的に動くその原点は何か?・・・
それは魂(法身)に備わる一念三千(いちねんさんぜん)の生命の諸作用が能動的に振舞うのです。