形あるものは必ず壊れるのは、その宿命的な道理なのです。絶対的とも見える地球や太陽でさえ、誕生と臨終は必ず迎えるでしょう。

 今から約60億年前 太陽系宇宙が誕生し 45億年前に地球が誕生したと言われています。その頃の地球はどろどろとした溶岩の玉で、まるで地獄の様な状態であったでしょう、とても生物など住める状態ではありません。やがて表面から冷えて行き地面と海面に分離されるようになります。

1)生命の発生。
 このころから海のほとりや陸地から生物が誕生したと云われます。最初は生物と言ってもソマチットやミトコンドリアの原型の様なものだったのかもしれません。

 やがて単細胞が形成され、増殖を単純にするために、遺伝子が出来たと思います。

 この辺はそれぞれの専門分野の先生方が論じられているので、それらを参考に見守って行きたいと思います。

2)人類の発生。
 ただ、生物の進化の過程で、人間はその昔は猿だったとかチンパンジーだったとか言うのは、チョッと単純すぎると思います。それは基になった親の遺伝子は使ったとは思うのですが、当初は突然変異の形だったのでしょうか。

 しかし人は人の魂で人になったのだと思います。「種々の生命は その生命が活きられる条件が揃った時、発生をする。」

 生命の宇宙(五次元)はそうなっているのだと思えるのです。そうでなければ、人間が歴史を作って もう4,000年も経つのに、チンパンジーから人が産まれたとか猿から人が産まれた、という発見が報告されていないのです。また人から猿になる遺伝子も無いし猿から人になる遺伝子も発見されたとは聞いていません。類似するところは沢山あっても人と猿とは違うのです。

3)生命の存在する場所。
 「生命には見える部分と見えない部分が両有する」と言いました。単純に並べても十界が互具しているのです、これだけでも百界です。いまこれを見ているあなたは、人間界の人間界で使っている生命は二界です。あとは冥伏(出る縁を待っている)しているのです。

 あなたが生きている間はあなたの魂に冥伏しています。

 もし、あなたの死後の魂は・・そうです。五次元の宇宙の生命の中に冥伏しているのです。

 そして次の生の縁を待っているのです。この状態は付録にある<十二因縁理事>を参照。

 だから、五次元の生命の宇宙は、生命(魂)の宝庫なのです。いや魂そのものなのでしょう。

4)人の住める星は地球以外にもあるのか?
 このことは、いま宇宙科学者が真剣に探しているようです。近い将来発見される事があるでしょう。その星は今の地球と同じ文明度か 進んでいるか 遅れているかは様々ですが、必ずあるはずです。その距離はわかりません・・。

5)地球が破壊する前に人類はその星へ移動しなければならないのか?
 いまの科学者の考えでは、その様になりますね。でも常識で考えてください、地球上に60億人もの人が居るのですよ、その頃までにはもっと増えますよ。もっと科学が進んでも無理ですね。また、UFOなどが地上に降りたとか、言う話は有りますが、誰一人握手も言葉もスナップ写真も撮ったことも話した事も無いのです。もし地球の星まで来る高度な文明の人類なら、せめて自分の星の所在地などが解る地図のようなものを置いていってもいいのではないでしょうか?・・・ということは相当遠いので中々来られないのでは無いかとも思うのです。

6)でも五次元では、皆さんをタダで移動する事ができます。聞きますか?
 今までのこの話を聞いて皆さんには一つだけ心配する事があります。

 それは、地球が破壊する時、魂は永遠だとか言っても次の宇宙が産まれて人類が住めるまではザーと見積もっても100億年は掛かる筈です。はたして地球の様な星が産まれるかどうかさえ解らないのです。それまで待つことになるなら、死とは無になるのと同じではないか?・・と不安になる筈です。

 でも、チョッと待ってください、私たち生身の状態なら他の星へ移動するのは大変な事ですが、臨終の後の死というのは五次元の中に冥伏すると言いましたね。この状態なら自分の境涯に合った場所と親を誕生の場として、自分の生を営む星に産まれることが出来るのですよ。どれほど遠くであっても、この世の五次元の生命体です。

 ともすれば、今の自分も前世は地球の星ではなかったかも?しれませんね。

7)ただ、知って置くべき事は 死と言うのは財産も名誉も好きだった人も、持って行くことも連れて行くことも出来ません。心中したって一緒になることは叶わないでしょう。
 何兆円の預金があったとしても 次世には持っていけないのです。

 ただし、持って行けるものがあります。それは今世に措ける善業と悪業です。これは魂にシッカリと付いて前々世の業も加算して持って次の世に誕生するでしょう。

 今世に措ける善行はとてもとても大きな貯金になります。このような発想から昔の仏教修行者はその善根を積むために、命に代えて修行したのだと思いますね。

 でも、末法という現代はこのような事では善根は積めません。今はとっても簡単なのですが、聞きたい方には直接お話しますね。

 喜んでばかり居られませんよ。悪業も悪行を重ねる事で その魂に負の請求書が付いて回ります。そしてそれに相応しい世界と親を縁として産まれるのです。人間に生まれない可能性が大いにありますから・・後生を大切に・・という挨拶がありますが、これは正に次ぎの世も幸せに・・との思いの挨拶なのです。

 だから五次元の内容を良く読んでくださいね。

8)地球の寿命という事でお話します。
 宇宙科学者や物理学者は太陽の寿命を推定して、あと10億年とか20億年などと言われておりますが、あくまでも可能性の推定であります。

 このことは人類にも言えることであります、もし病気や災難に遭遇しなければ120歳とか150歳まで生きる可能性があると言われています。

 しかし、地球も生命体であります。太陽を含む惑星や衛星なども常に動いているのです。

 また、周りの星座も動きながらバランスを取ってスペースを確保しているのです。

 大きな流星群だとか、星座に乱れが起きたなら、天体といえども常軌を維持している事が出来なくなって崩壊する可能性が無いとは言えないのです。

9)依報である地球の寿命を全うするために。(依正不二の原理)
 地球上に措いて最近は、気象の異常や海水温度の変化や局地的な大雨や大雪、または大地震や大津波、竜巻の災害 それに加えて宇宙からの流石など、二酸化炭素の温暖化対策だけでは済まされない災難が競い起こっているのです。

 科学者や有能な為政者がいても、何の対策も焼け石に水で、防ぐ事は不可能に近いのです。これは依正不二の原理から言って、この地球は人間が正報なのですから、この正報を正しくするしかありません。<体(たい)曲がれば影ななめなり>という、日蓮大聖人の教えがあります。(立正安国論を参照)

 その前にこの五次元の概念を素直に取り入れてみて下さい。これが解ると安穏な平和社会の道筋が見えてきます。 体の何が曲がっているのかが判ります、これが最大の解決法でしょう。